代表社員挨拶

守破離

「弁護士法人ファーストパートナーズ」代表社員の古屋文和と申します。当法人を代表し、ご挨拶させて頂きます。

「守破離(しゅはり)」という言葉をご存じでしょうか?

剣道や茶道などでの修業における段階を示したもので、

「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階
「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階
「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階をいうそうです。

(デジタル大辞泉より引用)

この「守破離」という言葉に沿って、弁護士法人設立に至った経緯及び当法人の理念についてお話しさせて頂きます。

「守」

私は、弁護士になり、地元山梨の法律事務所にノキ弁(法律事務所のスペースを間借りして活動する弁護士)として所属させて頂く中で、先輩方から厳しくも愛情深く弁護士のいろはを教えて頂きながら、沢山の経験を積ませて頂きました。

特に、先輩方が依頼者様の如何なるご相談に対しても損得なく真正面から向き合い、昼夜を問わず仕事に没頭する姿勢から学んだことは、今の私の大切な基礎になっています。

「破」

ただ、経験を積めば積むほど、弁護士の仕事の奥深さや自らのご提案が依頼者様の人生を左右することへの責任の重さを知ることになり、依頼者様からのご相談に対し、最善策がご提案できたのかという不安を都度感じながら、個人でがむしゃらに仕事をすることへの限界を感じることが多くなりました。

弁護士として、依頼者様から頂くご相談は、法律の解釈や、書籍・インターネットで調べれば一定程度同じ答えに辿り着けるような簡単なご相談は少なく、同じ弁護士でも、ご提案に相当の違いが生じるようなご相談ばかりです。

同じ弁護士なのになぜご提案に違いが生じるかといえば、個人レベルでの比較をしたときに弁護士(人)としての総合力に大きな差があるからです。

つまり、依頼者様が受けるご提案は、常に「最善策」であることが担保されている訳ではないのです。

依頼者様は、弁護士がトライ&エラーを積み重ねながら成長するための実験台ではなく、依頼者様にとっては、結果が全てです。

依頼者様に最善策をご提案するということを最優先に考えてきた結果、私自身が人として傲慢にならず謙虚に成長していかなければならないことはもちろんのこと、経験豊富な先輩弁護士にアドバイスを頂いたり、他の法律事務所の弁護士と連携していくこと、さらに志を同じくする弁護士が集まり弁護士法人を設立し、弁護士法人という組織の中で、互いの仕事に法的な責任を負いながら、より深く関わり知識と経験を結集させることが、最善策を導き出すことを担保するために最低限必要な手段であるという結論に至りました。

「離」

弁護士として、税理士や社会保険労務士などの他士業の方々ともお仕事をさせて頂く機会が増えていく中で、依頼者様からのご相談に対し、私が弁護士として考えた最善策と、他士業の方々が違う方向からアプローチした最善策が違うことがあり、その方々と意見交換をさせて頂いた結果、当初は想像もしなかったような、より良いご提案ができたという体験がいくつもありました。

当法人は、弁護士の視点からのアプローチに限らず、必要に応じて他士業の方々と連携することで、ご依頼者様のご相談に対して真の意味での最善策をご提案させて頂くことを目指しています。

今般、志を同じくする他士業の方々と一緒に設立した「一般社団法人山梨県士業連携協会」における士業連携もその手段のひとつです。

皆様におかれましては、「守」から「破」「離」を目指す当法人がどのようなご提案をさせて頂けるか、お試し頂けますと幸いです。

弁護士法人ファーストパートナーズ

代表社員 古屋文和

士業連携

当法人は、弁護士の視点からのアプローチに限らず、
山梨県士業連携協会を通し、必要に応じて他士業の方々と連携することで、
ご依頼者様のご相談に対して真の意味での最善策をご提案させて頂くことを目指しています。

一般社団法人
山梨県士業連携協会

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